ホップフィールド・ネットワーク

ニューラルネットワークの一つ

パーセプトロンは階層構造になっており、階層間にしかエッジが存在しないが、
ホップフィールド・ネットワークは階層構造をとらず、完全単純グラフである。

各ノードは0または1を出力する。
ノード間には、各エッジには重みが割り当てられている。

ノードiとノードjを結ぶエッジの重みを w_{ij}とする。
また、各ノードには閾値が存在し -\theta_iとおく。

時刻tにおける、ノードiの出力を x_i(t)とおくとき、
時刻tにおけるネットワークのエネルギーが定義され、
 E(t) = -\frac{1}{2}\sum_{i\neq j}w_{ij}x_i(t)x_j(t)-\sum_{i}\theta_i(t)x_i(t)

時刻tにおけるノードの出力の更新を以下のように行う

ランダムに一つノードを選択、(x_i)
選択したノードへの入力を計算し、(\sum_{j}w_{ij}x_j(t))
入力が閾値より大きければノードの出力を1に、
入力が閾値と等しければノードの出力をそのままに、
入力が閾値より小さければノードの出力を0にする。

この一連の流れが終われば、時刻をt+1に進める。


時刻の経過とともに、ネットワークのエネルギーは単調減少する。

問題点:エネルギーの極小値しか求められない!
→→ホップフィールド・ネットワークに確率要素を入れたボルツマンマシン


巡回セールスマン問題が解ける!?